歯医者は苦手

ビル 窓エッセイ

突然痛み出した奥歯。

虫歯でもできたのかと心配になり歯医者に行ってきました。

原因はやっぱり虫歯。

だがしかし、この虫歯は昔からあったものだと言われたのです。

                     

最後に歯医者に行ったのは約4年前。

検診を受け、そして親知らずを抜いた時。

普段から通っている近所にある歯科医院。

席に通され、症状を伝えると、レントゲンを取ることに。

前回とった2018年のものと見比べて

「前から影があったのですが、きっと以前からあった虫歯が進行したのですね。治療しましょう」

と言われました。

そんなに前から虫歯があったのなら、痛くなる前に治療してー!

と思った、心の中でつぶやいた小さな不満です。

                        

突然痛み出した歯で、ふと思い出したのは、数年前の出来事。

深夜。寝ようと思っていたら母が突然「頭が痛い」と辛そうに言い出しました。

ひどい頭痛で眠れないと訴える母。

熱はないけれど、割れるように痛いという後頭部。

深夜に車を運転し、夜間病院へ行きました。

何か大きな病気にでもなったのかと心配していると。

神経まで達した虫歯が母を苦しめていたのです。

いやあの時はホッとしたのと同時に、虫歯の恐ろしさを感じました。

                      

私は幼い頃から歯医者が苦手。

小さい頃は泣き叫んで暴れるので、母や歯科衛生士の方に抑えられならが治療を受けていた記憶があります。

あのウィーンという音が怖かったんですよね。

今も苦手な歯医者。

だけど、それは音が怖いからではありません。

苦手なのはただ怖いから。

今回歯医者に行って、神経まで虫歯になると、歯の表面を全部削らなければならないと言われました。

以前は虫歯があっても簡単に治療が済んだのに。

歯が削られ、詰め物だらけになってしまうのではないかと怯える恐怖を感じました。

なんだか、年齢とともに治療がより必要な体(歯)になっていくことがが少し悲しくなりました。

                      

美味しいものをずっと楽しむために歯は大切。

将来おばあちゃんになっても思う存分に食を楽しむために、いつまでも健やかな歯を維持したいもの。

今回知らず知らずのうちに進行していた虫歯。

定期的に歯の検診に行こうと思いました。

そして、より丁寧に歯を磨き、フロスなどを使ってケアしようと決めました。

最近雑誌を読んでいると今年のベストコスメが紹介されていました。

歯も顔にあるパーツのひとつ。

きっと毎年新しい歯磨き粉や歯ブラシも発売されているはず。

是非、トゥースペーストやブラシのベストな商品も片隅でいいから紹介して欲しいな。

と思った最近の出来事でした。

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