いつ海外に行けるのだろう。
コロナウイルスが流行りだした2020年2月。
友人を訪れるため中国旅行を計画していたのですが、渡航が難しくなり、止む無くキャンセル。
それ以降、自由に海外に行くことを夢見るようになりました。
海外どころか、以前のように自由気ままに旅行に行けない昨今。携帯に撮りためた写真を眺め、海外への想いをはせる日々を送っています。
写真を見ていると、当時の楽しかった思い出や旅のハプニングが呼び起こされます。そこで、これまでの旅の記憶を写真とともに振り返ってみようと思いました。
”追想旅日記”では私の旅の記憶を綴っていきたいと思います。
まず、第一弾は思い出が溢れるほどあるロンドンについて。
電車に乗ってロンドンへ

イギリスの首都ロンドン。
ロンドンを初めて訪れたのは、私が21歳の頃。
それ以降、訪れたのは数え切れないほど。私は2度、イギリスでの留学を経験しています。留学していた頃は、ロンドンまで電車で約1時間のところに住んでいました。愛知出身の私にとって、まるで名古屋に遊びに行くような感覚で、ロンドンまで繰り出していました。
一人で買い物に行ったり、友達と話題のレストランで食事をしたり、美術館巡りをして芸術に触れたり、遊びにきた家族を案内したり。大切な人、様々な場所での想い出がたくさんあります。
はじまりはバッキンガム宮殿から
初めて訪れた時、友人に案内をしてもらった観光コースがあります。それ以降、家族や友達を案内するときはこのお決まりのコースで観光をしていました。
今回はそんな私の定番ロンドン観光をご案内したいと思います。1日で観光名所を巡るため、たくさん歩きます。旅行中、iphoneの万歩計を確認するとなんと20km程歩いていることもありました。
出発点は地下鉄はグリーンパーク駅(Green Park Station)。
まず最初の目的地はバッキンガム宮殿です。駅名にもなっているグリーンパークを散歩しながら向かいます。

グリーンパークでは春には梅や桜を見ることが出来たり、夏には椅子が並べられて、みんな日光浴をしていたり。イギリスのどんよりした冬が終わり、梅が咲くのを見れたときは、とても明るい気持ちになれました。季節によって異なる景色を見ることが出来て、何度訪れても楽しい場所です。

5分ほど歩くと、バッキンガム宮殿に到着。いつもたくさんの人で賑わっています。女王がスコットランドで休暇を取られている夏には、宮殿内の一般公開もされています。
そして、1番の見所は衛兵交代式。時間に合わせてスタンバイ。衛兵の方の制服、そしてブラスバンドの演奏がとてもカッコよかったです。

ある日、服の趣味が似ている友達と訪れた時。突然男性に声をかけられました。聞くとモロッコからきたイケメン。
海外観光地である荒手の詐欺なのかと警戒しながら話していると、
’その服お母さんが着せたの?’
と聞いてきました。紺色のワンピースを着ていた背丈の似ている私と友人を見て、双子だと思ったんだそう。彼が伝えたかったことはたったそれだけ。そんなフレンドリーな人との短い交流もありました。
ロンドンのシンボル ビックベン
バッキンガム宮殿を楽しんだ後は、テムズ川にあるウェストミンスター宮殿 ビックベンを目指して、散歩をします。

この付近の道ではリスを見ることが出来ます。
イギリスの公園には野生のリスがいるんです。私が見たことのあるリスは友達が飼っていた、ゲージに入った可愛らしいリス。野生のリスを見た事がなかったため、珍しくて、思わず写真に収めました。

通り道にある、ウェストミンスター寺院で美しい英国教会に触れるのもオススメです。朝早く行くのがポイント。お昼頃に通ると、長蛇の列ができています。

ロンドンの名所、ビックベンが見えてきました。テムズ川の橋の上まで歩いて、記念撮影を。ロンドンといえばこの建物を思い浮かべる人も多いはず。私もその一人でした。ベストフォトスポットは橋を渡って。清々しく晴れた日の景色は最高。
まるで世界史の教科書 大英博物館

次はイギリス観光で外せない、大英博物館。
地下鉄で移動して。トッテム・コート・ロード駅(Tottenham Court Road Station)で降りるルートが近いはず。
大英博物館で外せないのが、かの有名なロゼットストーン。
そして、イースター島のモアイ像やエジプトのミイラ、中国の仏像など、教科書で見たものが目の前にありました。

高校の選択科目で日本史を選んだ私は、世界史の知識が乏しく。最初はただ眺めるだけで、博物館はつまらない、なんて感じていました。
ある日、音声ガイドの存在を知り、私の芸術ライフは変わりました。オーディオガイドを借りて、耳から流れてくる詳細な情報とともに館内を巡るのが愉しくて。なんとイギリスの博物館、美術館の多くが入場無料。そのため5ポンドほどの音声ガイドも貧乏学生には借りやすいのでした。
チェーンカフェで昼食を
両親や妹のガイドになって街案内を行うときは、行きたいところがたくさん。そのため、お昼は簡単にカフェで。
イギリスのオススメチェーンカフェは2店。どちらもロンドンに多店舗あります。

まずは、イギリス人にとってコーヒーといえばの、COSTA(コスタ)。
イギリスのスターバックスのような存在。最近、日本のコンビニでペットボトルのコスタコーヒーが売られているのを発見しました。定番のフラットホワイトのコーヒーと一緒にサンドイッチを選んでいました。

そして、コーヒーがあまり得意ではない私のオススメはPret a Manger(プレタ・マンジェ)。
ここはサンドイッチやサラダなどのフード系が美味しい!
私が好んで食べていたのが写真のチェダーチーズ&ピクルス(Posh Cheddar& Pickle)のサンドイッチです。少し硬めのバゲットにチーズと野菜がサンドされています。
イギリスのサンドイッチは具がたっぷりでボリューミー。日本を訪れたことがあるホストマザーは、日本のサンドイッチは柔らかくて、具が少ないと文句を言っていました。
タワーブリッジで川風を愉しむ
お腹を満たした後は、地下鉄に乗って、タワーヒル駅(Tower Hill Station)へ。世界遺産のロンドン塔を眺めながら、タワーブリッジに向かいました。

タワーブリッジに到着。橋の上部通路は展望台になっています。
対岸のザ・シャードを写真に納め、のんびり川風を愉しみました。

私はここで石畳の道にiphoneを落とし、画面がバキバキに割れてしまった. . .という悲しい思い出があります。
余談ですが、地下鉄で切符を買う際、クレジットカードでも支払いが可能ですが、現金を使うことをオススメします。私は2度ほど、カード情報が盗まれ不正利用にあいました。ZARAとH&Mで約7万円の買い物をしましたか?と突然カード会社の方から電話が掛かってきました。私が聞いたところカード会社によると、駅での利用で盗まれることが多いそうです。海外旅行はスキミングにも注意が必要です。
ショッピングストリートでお買い物

最後はお待ちかね、お買い物タイム。
ロンドンといえば、ハロッズ(Harrods)といった有名百貨店などたくさんのショッピングスポットがあります。
私のオススメは、オックスフォードストリート。
イギリス有名ブランドが軒を連ねるショッピングストリート。Burberry, Jo malone, Ted baker, Mulberryなどで自分へのご褒美や大切な人へのお土産選びを楽しむことができます。高級メゾンだけではなく、TOPSHOPなどのお手頃ブランドもあります。
さらに私は、どうしてもアフターヌーンティーを愉しみたかったので、あまり乗り気ではなかった両親に頼み込み、リバティ(Liberty)のカフェへ行きました。当時は予約なしで入れたのが嬉しかった。

イギリスの陶磁器メーカー バーレイ(Burleigh)のプレートが可愛くて。1段目はミニサイズのキャロットケーキなどのスイーツ、2段目はスコーン、3段目はサンドイッチの憧れのアフターヌーンティー。これには両親も満足。とっても素敵なティータイムを愉しむことが出来ました。
美味しいティータイムを過ごした後は、リバティーでショッピングも。リバティーといえばの花モチーフの雑貨やセレクトされたオシャレな小物や洋服、コスメを購入することもできます。
最後はフィッシュ&チップスで

お買い物の後はゆっくり。パブ(pub)でビールや名物フィッシュ&チップスを食べて。
ロンドンの名所を巡り、美味しい名物を食べる旅。
これが私の定番、1day イギリス ロンドン観光コース。
まだまだロンドンでの想い出はありますが。今回はこの辺で。
このコースを辿れば、ロンドンでの観光が楽しめるはず。
また海外に行ける日がきて、いつかイギリス観光をする人の参考になったら嬉しいです。